『嘘は真』


喧嘩するほど仲がいいって言葉があるけどよ、それは俺たちには絶対に当てはまらないと思う。
そう、絶対にな!
何故って?
それは今俺たちが現在進行形で喧嘩中だからだよ!
この状態が仲が良いって?
ふざけるんじゃねーよ!!
こんな奴と仲良くなんてなってたまるか!


「ああもう本当にお前うざい。頼むから死んでくれねーかな」
「それはこちらの台詞だ」

こちらが何か言えばあいつもそれに返してくる。
ああ本当にうざい!
なんでこんな奴と同室なんだよ!!


「もういい!俺はレッド先輩のところへ行く!」


そういって部屋を飛び出した。
ちなみに時刻は午後の9時。
迷惑だって?そんなこと知ったものか。
誰かが勝手に決めたルールになんて従う気なんてこちらとさらさらねーんだよ!



「つーわけで、今晩泊めてください」
「何がつーわけなのかな?ゴールド君」


目の前にはレッド先輩とグリーン先輩が。
ちなみにここはレッド先輩達の部屋。
ほんと失礼だとは思ったけどシルバーの馬鹿野郎が・・・・。
あー!思い出したらイライラしてきた!


「お願いッスよレッド先輩!」


涙目で頼みこめばあのねぇと言われてしまう。
そしてグリーン先輩から離れると、俺に近寄り耳元でこう言った。


「今俺たちの状況見てなかったのかな?」
「ばっちり見てました。グリーン先輩がレッド先輩にキス・・・・「分かってんなら遠慮しろ」


無表情でそういわれてしまい、いつもニコニコしている人が怒るとここうなるのかと、
どこか他人事のように思う俺が居た。
俺はしゅん、と肩を落とすと、すみませんでしたといって外に出た。



「あら、ゴールド」


部屋から出た直後、今はあいたくない人にあってしまった。
急いで進行方向を変え、見なかったふりをしようとするが、残念、肩を掴まれてしまった。
恐る恐る後ろを振り向けば、悪魔のよな笑顔をしたブルー先輩が。
ああ、絶体絶命ってこういうことをいうんだな。
初めて体感しました。
ないていいですか?


「どうして逃げるのかしら?」
「いえ、別にシルバーと喧嘩したとかでは・・・・」


ああああああ、駄目じゃん俺!もろばれ!
なんか喋れば喋るほど墓穴ほりそう!
でもこの状況をどうにか切り抜けなきゃいけないし・・・。
どうすりゃいいんだよちくしょー!
軽く混乱状態におちいった俺は、喋らなくてもいいことまで喋ってしまった。
例えば喧嘩の原因はほんの些細なことだったとか。
ただちょっとむかつくことがあってシルバーにやつあたりしてしまっただけとか。
本当は謝らなきゃいけないと思っていることとか。
もう訳わかんなくなって、終いには泣きたくなってしまった。


「・・・・それで、あなたはどうしたいの?ゴールド」
「・・・・・・・・・・・・本当は、喧嘩なんてしたくなかったんだよちきしょー・・・・・」


いつの間にか頬を涙が伝い、そっとブルー先輩がそれをすくってくれた。
なさけねぇ・・・・・・・。こんなことで泣くなんてよ・・・・。
本当になさけねぇ・・・・・・・。


「ゴールド、貴方、本当にシルバーのこと大好きなのね」


にこりと笑ってブルー先輩がそう言い、今度は顔が赤くなった。
はあ!?俺があいつを!?
そんなこと・・・・・・、ありえ・・・・ねぇ・・・・。
否定するはずの言葉はだんだん小さくなり、最後にはそれと真逆のことを考えていた。
だって、あいつは俺を大嫌いだと言ったんだ。
だから俺も大嫌いだというんだ。
じゃなきゃこっちが惨めだ。
こんなにも、好きだなんて・・・・・・・。
だからよ、俺は嘘をつく。
そして、嘘を言う。


「何言ってんスか!そんなこと、地球が滅亡してもありえないッスよ!」
「そう、良かったわね。シルバー」
「・・・・・・・・・・・」


くるっと後ろを向きブルー先輩がそういう。
するとそこには俺が今一番見たくない銀色があった。
銀色は、ゆっくりこちらに近づくと、呆然としている俺の腕を掴み、むりやり腕の中に閉じ込めた。
・・・・・はあ!?なっ、なんでこんなことになってんだ!?


「・・・・・・・・・嫉妬、といえばいいのか?」


誰に向けて言った言葉なのか分からなかったが、シルバーは確かにそういった。
それを聞いてブルー先輩は笑うと、はいはい、ごゆっくり♪とその場を立ち去ってしまう。
ちょっ、二人にしないで下さいよ!
俺なんか・・・、なんか、壊れそうッス!


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


絶対顔が赤いと思いなかなかあげることが出来ない。
それに対してジルバーはいとも簡単に俺を離すと、じっと俺の顔を見つめた。


「みっ、みんな!」


そっぽを向いてその銀色を映さないようにする。
すると後ろから溜息をついた音が聞こえた。
あーあー、隠せてないってんだろ!
分かってんだよそんな事!
いいから黙ってこの場を立ち去りやがれ!
頼むから!


「帰るぞ」


ぱっと手を握られ、無理やり歩かされる。
なんとかはずそうと抵抗してみたが、駄目だ、外れない。
俺は早々に諦めると、前を歩くシルバーの背中を見つめた。
そしてぼそっとお前なんか大嫌いだといってやった。


「・・・・・・・・俺も、お前と同じ気持ちだ」


聞こえたはずないのに、返事が返ってきて驚いた。
つまり大嫌いってことか?
でも、認めたくないが俺のこの気持ちは嘘なんだぜ?
本当は、大好き。
なあ、そうとらえてもいいのかよ。
五秒に以内に振り返ったらたまには素直になってやる。
だから、振り向くな。

俺の願いは通じなかったのか、シルバーはこちらを振り返った。
そしてじっと見つめてくる。
俺も今度は目を逸らさずに、小さな声で、本当に聞こえるか聞こえないかの声で。
『大好き』
と言ってやった。
そしたらシルバーが、
『知ってる』
と言った。

その後気まぐれで、意味の無いキスを互いにした。





END



後書き
これを、なんと、フリーにしちゃいまーす!イエーイ! あ、文章さえ変えなければ文字の大きさ変えてもOK!
あと色も!背景は・・・・自分で決めて下さいね!
ここで使っているのは素材屋さんのものなので持ち帰らないでね。
文だけどうぞ!
・・・・・・・しかし、本当に駄目文だな〜・・・。
一応フリーにしてみるけど・・・・。
ほしい奴いないだろこれ、絶対。
居たら・・・・、泣いて喜びます!


フリー期間
1月6日〜2月6日まで
報告は任意です!(してくれたらまたフリーを書いちゃいます!きっと!)