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『三代萌え要素?』 遊園地のチケットが懸賞で当たってしまった。 応募した覚えはこれぽっちもないんだけど、当たっているんだからいつだったか応募したんだろう。 そういえばはがきが一枚余っていたから適当に開いた雑誌のやつに応募した気がしないでもない。 やる気無しで出したのに俺ってだんだけ運良いんだよ! しかし残念なことに一緒に行く人が居ないという。 しかも四名様ご案内だし。 しかも期限今日までだし。 もうめんどくさいから捨ててしまおうか。 だけどそれはもったいない気がするしなー。 こういうときこそソウルが居ればよかったのに。 ソウルならきっと適当に誘って今日行くんだろうな。 あいにく俺にはそんな気持ちこれっぽっちもないや♪ なのにどうしてこういうときに限ってソウルって限定ケーキを買いに行くんだろう。 まっ、文句を言っていても始まらない。 なーんか有効活用できる方法ないかなー。 「おっ、そうだ!イイコト考えた!」 にこりと笑いポケットから携帯を取り出す。 まずはこの間手に入れたうるさい先輩のところへ一通。 さらに他校の知り合いへ一通。 そしてこの間顔を会わせた知り合いに一通。 さーて、どんな反応をするか楽しみだ。 ま、おそらく一人は受けてくれるだろう。 もう一人はいやいや。 最後の一人は興味本位で来そうだな。 となると俺も準備をしなくては! 「忙しい忙しいっと」 急に忙しくなってきた日曜日、俺はこれから起こるであろう出来事を予想して、深く微笑むのだった。 「おいてめー!一体どういう了見だぁ!?いきなり呼び出しやがってよ!こっちにも予定ってもんが・・・!」 「意外と早かったですねー、ゴールド先輩♪」 意外なことに一番最初に来たのはゴールド先輩だった。 彼のことだから絶対に遅れると思ったのに。 もしくは時間ぎりぎり。 三十分前にくるなんて、これはいきなり荒れそうだな。 傘とか買っとかなきゃ。 「・・・・・おいゴラ、今傘とか買っとかなきゃな〜って考えたなぁっ!!」 「当たり前じゃないですか」 びしっと言い切れば彼の中で何かが切れた様子。 いきなり俺に殴りかかってこようとしたけど、勿論成功するはずが無く。 身の程知らずがと笑いながら、笑顔で悶絶もんの一撃を叩き込む。 その場にうずくまってしまったゴールド先輩のことはほっといて、他の二人を待った。 おそらくあの二人は一緒に来るだろう。 ・・・・・・・お、やっぱり。 きっちり五分前、えらいねー。 「ごっ、ごめんね!待った?」 「いーや、別に?全然まってねぇよ」 「・・・・・・え、笑顔が恐いよ」 おっと、いけないいけない。 ついいつもの癖で対ゴールド先輩の用の笑顔で答えちゃった。 失敗失敗。 ヒビキ君は相変わらずのほほんとしててちょっと張り合いがないや。 もう一人は凄い目で俺を睨んできているというのに。 この間の出会いがインパクトありすぎましたかね? まっ、俺的にはあれぐらいが丁度いいけど! 「・・・・・・・・お前でも、遊園地とかって行くんだな・・・・。かなり意外だぜ」 「ケンタ君は遊園地嫌いだったか?」 「別にそういうわけじゃねーけどよ。よくあまり知りもしない人間を誘えんなって」 「君も出来るだろ?」 「・・・・そーだけどよ、なんつーかさ、その、よ」 「俺のキャラじゃない?」 「・・・・いや、あー、わりぃ。そういう意味で言ったんじゃ・・・」 「別にいいよ。俺にとっては知り合いだろうが他人だろうがたいして違いないから」 そういえば明らかに不機嫌そうな顔。 どうやら彼にとっては俺の言葉は理解できないものらしい。 まっ、そうかもね。 ゴールド先輩と俺はなんとなく似てるところあるし、ヒビキ君にいたってはそういうこと気にしない性格だし。 マイペースって、いうのかな。 その点彼は俺とは真反対。 生命、友達、かけがいの無いものを大切にし、惑わしや嘘は通用しない。 いつでも逃げない、立ち向かう。 状況によって姿形を変える俺とは大違い。 常に一つの形であり続けることが出来る。 そういうところはヒビキ君ともゴールド先輩とも似てるし、彼らとは仲良くなれるのも分かる。 でも、俺とは接点が無いね。 他の二人はあるのに、残念だ。 今のところゴールド先輩とが一番気が合うかな。 この中では。 とりあえず反発しあうことはないし。 ヒビキ君は、微妙に俺に合わせちゃってるところあるしね。 やっぱ微妙かな。 しかし気が合う、普通、合わないとそろうとは、まさに運命的な三人だな。 これも神様のめぐり合わせってやつ? いえいえ、全てが必然。 さぁ、今日も楽しませてもらいますか! 「じゃあ、入場しましょう!」 みんなを引き連れ遊園地の中へと。 とりあえずどうするべきかと考えて、各自好きなものに乗ることにした。 ゴールド先輩はジェットコースターへ。(うん、いかにも彼らしい。お化け屋敷じゃないところが、またポイントだよね) ヒビキ君は観覧車へ。(景色を眺めるのもいいしね) ケンタ君はお化け屋敷へ。(度胸試しがすきなんだね。とことん一直線な人だ) さて、俺はどこに行こうか。 そうだなー、う〜ん。 最初はまず・・・・・・・・。 「・・・・・・あれ?なんだ、お前もこっち来たのか?」 「はい、ちょっと色々予定がありまして」 「なんだそりゃ。ま、いいや。俺に迷惑さえかけなかったらな!」 ゴールド先輩と同じジェットコースターへ。 人気のコースターのためか、順番待ちしている。 隣ではゴールド先輩がイライラしていた。 俺はそんな彼に、頭の中で話の構成を組み立てながら一言、あることを聞いた。 するととたんに不機嫌そうな顔になる。 ありゃりゃ。 やっぱりそうだったか。 当然誘ったからなー。 でもまあ、これも貴重なデータということで。 これからの参考にしてくださいよ、ゴールド先輩。 「シルバー先輩とお出かけしてたんですねー」 「別にしたくてしてたわけじゃねぇよっ!!」 「それでちょっと不機嫌そうだったんですねー。まあ、あの人なら傘持ってそうだしな」 「降らねぇよ!!こんなにピーカンに晴れてんだろ!?雨が降る要素が何処にあるっつうんだ!!」 降りますよと言ってみるが、勿論信じるはずが無い。 ま、どうでもいいといったらいいけど。 それにしてもシルバー先輩とお出かけか。 なんだかんだ言ってあの二人結構一緒に居ないか? まあきっとその理由はゴールド先輩が暇だからなんだろうけどな。 だから誘えばこっちに来るし、シルバー先輩の事をほうっておく。 でもさ、来るって決めたのは自分なのに、不機嫌そうなのはなんでなんだろうねー。 俺には分からないや。 だから教えてくれませんか?ゴールド先輩。 「・・・・はぁ!?そんなもんシルバーが嫌いだからに決まって・・・・」 「もう離れてるじゃないですか。それなら不機嫌そうじゃなくてもよくないじゃないですか?」 「・・・・・別に、んなことに理由なんてねーよ・・・・・・・」 あ、また不機嫌そうな顔。 これ以上聞くときれそうだしやめておこう。 結局のところは一緒に居たい、でも居たくないだろうし。 そこんところ微妙だよな二人とも。 やっぱりこの二人が進展しないのは、この妙な意地のせいなんだな。 じゃあ今度はその意地ってもんを、粉々に砕いてやろうか。 粉々に砕いたら、二人はどうなるかな。 ただでさえ微妙な関係だからな。 砕いてしまったら、それこそ他の人は見えなくなるかもね。 殺したいほどに愛してる。いや、それよりももっと、深く。 互いが互いしか見えないように・・・・・・。 ・・・・なーんてね。 半分冗談だけど。 でも実際はどうなるかよく分からないや。 意地を捨てたら、おそらくこの二人はすごくラブラブになるんだろうな。 そのラブラブは、けして世間で言うラブラブには近くないけど。 凶器みたいな愛かもね。 意地を捨てたら、後に残るのは独占欲や支配欲、自己満足の為だけに動く世界。 ああ、溺れるや。 溺れて、後に戻れなくなる。 そうなる事が分かってるから二人は意地を捨てないのかな。 だとしたら凄くバランスが取れた関係だよ。 壊すのが惜しいぐらい。 ・・・・でも、だからこそ、壊すのがすごく楽しいと思わないか・・・? ・・・・なんて、な。 ジョウダンジョウダン。 ちょっと調子乗っちゃった。 さーて、そろそろ次のところに行きますか。 「それじゃあゴールド先輩。お幸せにー。意地を粉々に砕くのは駄目だけど、少し解くぐらいならかわないと思いますよ」 「・・・・・はぁ?ちょっ・・・・!」 そのままジェットコースターを後にし、次はヒビキ君の観覧車へ。 丁度のるところだったらしく、俺も一緒にのせてもらった。 景色を眺めるヒビキ君は本当に嬉しそうで、やっぱりほのぼのした雰囲気が流れる。 なんだかなー。 別に嫌いじゃないけど、好きでもなー。 もっとゴールド先輩みたいにスリルがあった方が楽しいや。 ヒビキ君の恋愛って、ほのぼのしすぎなところがあるからな。 のんびりしてるから俺が割り込む隙間ないし。 マイペースなだけあって、いじれなくて困っちゃうや。 もう少しスリルがあった方が俺は好きだけどって、・・・・・あー、あったよ、スリル。 「ヒビキ君」 「・・・・・はい?」 「カナデってさ、いいやつだと思うか?」 「うん、そう思うよ?優しいし、かっこいいし、僕の大好きな人なんだ!」 「ふーん・・・・・、そっか。ありがとな」 「・・・・・う、ん?」 そっかー。いいやつねー。 つーことはヒビキは気づいてないんだな。 あの黒い影に。 いやー、まさかこんな所までついてくるとは。 さすがに俺がいたから手出しは出来なかったみたいだけど。 ストーカーも大変だなー。 おっと、ボディーガードといってあげたほうがいいかな? って、そこまで気をつかう必要はないか。 なんたってカナデだし! ヒビキはいじることが出来ないから困っちゃうけど、あっちは簡単にいじれそうだ。 そしたらちょっとヒビキ達の関係にもインパクトがでそう。 いままで受けにかかわることばっかに目が行ってたけど、意外な盲点発見。 これはおもしろくなりそうだ。 ターゲット、ロックオン。 だから、せいぜい覚悟しとけよ・・・・? 「っと、もう観覧車も終わりか。じゃあ、俺次のところ行くから。それじゃ」 「じゃあ僕はもう一周のってくるね!」 って、まだ乗るのかよ。 さすがはヒビキ。 超マイペースっぷり。 えーと、最後の一人はお化け屋敷だったよな? きっともう入っちゃっただろうなー。 となると、この手で行きますか! 「・・・・・・なんだ、お化け屋敷っていっても、全然子供っぽいじゃねーか。これなら恐くもなんともねぇ・・って、 ・・・・・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」 「よっ!」 「はっ、はっ、ハート、か?・・・・・な、何してんだよ、こんなとこで。・・・・つか、その格好・・・・」 「う〜ん?お化け?」 血まみれの超リアルな死体な格好をし、いきなり立ち上がり驚かしてやった。 よっしゃ!大成功! とりあえず会話のきっかけはできたし、聞きたいことを聞いとかなくちゃなー。 出来れば動揺してる間に。 「なあなあケンタ君」 「なっ、なんだよ」 「マリナのこと、好きか?」 「はっ、はぁ!?なっ、何言ってんだよ。マリナはただの、友達、だし、別になんとも思ってねーし・・・・・」 「・・・・あっそ、じゃあ、ジュンイチ、だっけ?そいつのことは?」 「・・・・ただの友達に決まってんだろ。バトル仲間だよ。バトル仲間」 「・・・・へー、なんの?」 「なっ、そっ、そんなことお前に関係ないだろ!?それ以上聞いたらぶっ飛ばすかんな!」 顔赤くさせちゃってー。 嘘が下手だなー、ケンタ君は。 う〜ん、やっぱりなんか違うんだよなー。 こう、なんていうかさ、青春のメモリーみたいなのを求めてるわけじゃないんだよ俺は。 こうも分かりやすいと逆にやる気なくすし、俺が何かしなくてもくっつきそう。 あー、やっぱ直進馬鹿っていうの?苦手だなー。 ゴールド先輩もある意味では直進馬鹿なんだけどね。 でもあの人は意外に考えてたりするからな。 考えた結果、直進馬鹿になるみたいな。 でもこいつは、考える間もなく直進一本。 こういうセオリーどうりなのはいじりようがないからなー。 つまんねー。 やっぱこいつと俺って気が合わないや。 今回のでよく分かった。 きっと相手もそう思ってるよ。 「うん、もういいや」 「・・・・・はあ?なんだよ、逃げんのかよ!」 「うん。俺は君と違って面白くないことや、つまらないことから逃げるの。だから、もういい」 ほら、理解できないだろう? 「・・・・なんだよ、先に喧嘩吹っかけてきたのはそっちだろ!ちゃんと最後まで勝負しろよな!」 「もういいっつてんだろ。いい加減にしねーとマジぶっ飛ばすぜ」 「なっ・・!・・・・・・お前、そんな顔も出来んなら最初からその顔すればいいだろ!機械みたいな顔してないでよ! 俺には、全く理解できないね!」 「ああ、おあいにく様。俺も、だよ」 にらみ合いをした後は、そのまま闇にまぎれて姿を消す。 まずいまずい、ちょっと本音がでちゃった。 やだなー、いつでも真剣じゃないのが俺なのに。 はたして今日の計画は収穫があったのだろうか? ・・・・・・・う〜ん、ま、あったかな。 そろそろ雨が降りそうだし、かーえろっと。 あ、最後に一言。 貴方ならどの関係が好きですか? ゴールド先輩?ヒビキ君?ケンタ君? 俺は・・・・・・、どれもお断りだな! END 後書き はー、はてしなく訳のわからない話になってしまいました。 まあ要するにですね、ハート君は、黒いです。 そしてケンタ君と何故か仲が悪いです。 あんまりよく出来た気がしないけど、読み返すのも面倒なので(おい)そのまま放置。 でも書き直し苦情受付するんだぜ! でも出来れば無いほうがいいんだぜ! ・・・・それでは、今日はもう眠いのでこの辺で。 ありがとうございました! 是非またリクエ・・・・・。(自己自重) |